2009年12月09日(水)
今日は、塗替えリフォーム工事について、『知っててお得』なお話をします
お家の塗替え工事で、お家を長持ちさせる為の、とても重要な作業工程となるのはなんだとおもいますか?
前にお伝えした高圧洗浄? それとも仕上げ塗り?
実は…、『下地調整』なんです。
下地調整というのは、外壁に塗料を塗る前に、ひび割れを埋め戻したり、シーリングを打ち直したり、浮いたビスやクギ、ゆがんだサイディングを直すなど、それぞれのお家よって、また痛み具合によって、様々変わってきます。
もちろん各工程それぞれとても大事なのですが、トーエィは特にこの『下地調整』に力を入れています。
理由は…
奥様方ならよくご存じだと思いますが、お化粧をするとき、下地造りに手を抜くと、仕上げのファンデーションやコンシーラーの仕上がりが悪かったりしますよね。
また、メイクが長持ちしなかったり…。
それと同じなんです。
お家の塗替えで、下地造りに手を抜くとどうなると思います…?
恐ろしいことに、たとえ仕上げ塗りに最高級塗料をたーっぷり使ったとしても、ぜんぜん長持ちしないんです!!
せっかく、奥様のご希望通りのカワイイ色合いのキラキラしたお家に仕上げても、長持ちしないんじゃ意味がないですよね?
いかにお家を長持ちさせるかは、職人の腕の見せ所なんですよ~。
では長持ちしないとは、どういうことでしょう?
①わずか2~3年で艶が引けて、壁にはひび割れが出てきた。(実例)
もっと悪い状況も聞いたことがあります。
②お家がキレイに塗りあがり、「わ~!キレイになってよかたわ~!金額が高いだけはあるはね~。」と、奥様は満足げに工事代金を業者に支払う…。
そして1ヶ月後に、なんと外壁の塗料が剥がれてきた!
なんてことも。
これらの状況は、仕上げ塗りを2回塗るところを1回しか塗らなかった、ということも考えられますが、
下地調整に手を抜いたか、ひどい場合は下地調整そのものをやっていないか、ということが大いに考えられます。
(仕上げ塗りを1回で済ますような業者は、おそらく下地調整はしないでしょう…まさにダブルパンチです…)
しかも、下地調整はあくまで下地です。その上に仕上げ塗りを塗ってしまえば、どのような下地調整をしたのか、全く分からなくなってしまうのです…!
もちろん数年経てば、結果はハッキリと現れるのですが。
要するに、一番大切だと僕たちが訴える『下地調整』が、一番手を抜きやすい工程なんです!!
では、どういう業者がそのような手抜き工事を行うのか?
ここだけの話にしてくださいね。 実は大手有名リフォーム業者ほど、そのような工事がおこなわれているのです。
なぜなら大手は、工事のほとんどを下請け業者に流します。
そして、とてもまともな工事ができないような低予算で、下請け業者に発注するのです。
下請け業者は、「遊んでいるよりは」と、渋々工事を請け負います。
しかしまともな工事をしたら、利益どころか赤字になるのは必至な低予算ですから、
手抜きをせざるを得ない工事をします。
結果、利益を得るのは、大手企業だけ…。
一番利益を得るべきであるお客様は…、
自分の家の手抜き工事が発覚し、元請け業者に何度も電話しても、「担当がいない」とか「担当が辞めました」とかで、最終的に泣き寝入り…。
お客様が、相場よりも高額な工事代金だけど有名業者ならと信頼し、裏切られ、悔し涙を流す…。
このようなことが、現在もいたるところで起こってる、紛れもない事実なんです。
なぜこんなに詳しいと思いますか?
実は、10年ほど前まで、トーエィも大手有名リフォーム会社の下請けをしていたんです。
トーエィも例外ではなく、本当に厳しい金額で工事をしていました。
しかし我社の社長は、職人魂が服を着ているような人間で、自分はもちろん、自社職人たちにも手抜き工事はさせませんでした。
「手抜きをしたら、職人は終わりだ」が口癖です。
しかし、年々下請け金額は下がる一方。
自社、自社職人、そして家族たちを守るためには、もう手を抜かざるを得ない状況でした…。
それは、職人としての魂、お客様への感謝の心を、悪魔に売り渡すかのような、とても悔しいおもいでした。
お客様の為に本物の仕事がしたい!堂々と胸を張って、キレイになったお家を引き渡したい!これからは、とにかく直接お客様から受注をして、お客様の利益・満足・笑顔の為に工事をするんだ!
との思いで、大手の下請けから、脱却したのです。
下請けは、金額が安いものの、安定はしていました。
その安定がなくなり、突然直接受注方針に転換したわけですから、脱却当時は本当に厳しい経営状況でした。
しかし、あの悔しい時に決意した想いを、決して忘れることなく、お客様第一主義で工事をおこない続け、現在に至っています。
長々と熱くなって脱線してしまいましたが、今日ぼくが言いたいことは…、
トーエィは、地域密着の小さな塗替えリフォームの専門店。
後々、確実に結果の出る『下地調整工事』は、絶対に手を抜きません。
手抜きどころか、150%の下地造りを目指して、日々向上心で、努力とスキルアップに励んでいます。
それが職人としての、誇りであり、喜びであると弊社は感じています。
時には失敗することもあると思います。
しかし、トーエィは逃げも隠れもしません。
最後の最後まで、責任をもちます。
それがトーエィの姿です。
この事務所であなたがいらっしゃるのを、いつでもお待ちしています。
「事務所はショボイが腕は一流ね」 と言われた、あの有名な事務所です
次回はまた現場の風景をお伝えしたいと思いま~す。