2011年05月26日(木)
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おはようございます!
初めに、最近各TEAM名が変わるのは、最近の仕事上やプライベートでの各TEAM(各人)の雰囲気を、僕が感じ取ったまま、独断と偏見で名前を付けています(^O^)/
では、今日は『M様邸 下地調整☆鉄部編』に行きたいと思います。
では、ひとことに“下地調整”といっても、様々な分野があります。
それは、お家の造りが一軒一軒違うように、それに伴い下地調整のやり方が違います。
お家一軒の中にも、鉄部には鉄部の、木部には木部の、外壁には外壁の下地調整があります。
まずは、これ。 アップにしていますがどこだか分りますか?
ここは、屋根の笠木です。
良く見ると、笠木を固定する釘が浮いしまっています。
長年の間に暴風や家のムーブメント(微細に動く現象)の影響により、塗替えするお家は、ほぼ100%の割合で釘が浮き上がっています。
ハンマーで再度打ち込み直します。
釘が効かなくなっている場合は、新たにビス等で補強します。
そして…
ケレンとは、高圧洗浄で落としきれないホコリや、旧塗膜が風化しチョーキング(チョークの粉のようになる現象)した劣化部を手作業で落としていきます。
また、鉄部などのツルツルした面に細かいキズをたくさん付けて、塗料の付着性を高める意味合いもあります。
細かいキズが、たくさん付いているのが分かりますね。
そして次に、この時点で錆止めを塗ります。
なぜこの時点で、錆止めを入れてしまうか?
いくつかのプラス要因がありますが、一番のプラスは、先に外壁の塗装をしてしまうと、外壁材が鉄部に被る部分(1㎜~2㎜程度ですが)に、錆止めが塗れなくなってしまうのです。
鉄部にはしっかりと錆止めを塗りたいですからね。
これで、外壁との境目(根元)の部分まで、錆止めを入れられます。
屋根の笠木、雪止め、見えない所もしっかり錆止めを塗ります。(当然ですけどね)
パイプを固定する金具や、
ガスメーターの固定金具なども、そこが鉄部であるならば、必ず錆止めを塗ります。
ココだけの話、怖ろしい事に業者の中には錆止めを塗らない業者もいます。
業界用語で『飛ばす』と言います。
1工程飛ばす。という意味だと思いますが…。
実は、上塗りをしてしまえば、錆止めを入れたかどうか? 塗った直後には分かりません。(塗装を剥がしてみなければ分かりますが。)
が、必ず結果はあらわれます。数ヵ月後に雨染みのように錆が出てきます。
そうなった時、お客様のがっかりされる顔を想像したら、とても手抜きなんてできません。
では、次回は『下地調整☆外壁編』をアップしたいと思います。
by SEN-MU